柚子ちゃ🍵 retweeted
個人的に、アクナイ復帰をしてから、8章のレユニオン編完結を読む前に、「この作品の根底にあるテーマの一つは人間賛歌では?」と感じた理由は、「塵影に交わる残響」を読めたおかげです。クライデくんの言葉が本当に心の底から突き刺さって、瀕死の状態であり、もう自力で破壊衝動を抑えきれない状態にも関わらず、それでも己の人生を「悲惨」という、たったの一言で集約することなど絶対に認めない、と言動で示す様が最高に素晴らしく、これは鬱ストーリーじゃなくて根底で唱えたいのはPV通り、「自分ではない誰かの為に」であり「他人の善を信じる事」であり「人間賛歌」なのではないか、と思わせてくれました。この物語には自己犠牲がついてまわりますが、きちんとツェルニーさんの発言により、否定的な意見も交え、軽率な自己犠牲は相手に負担をかける危険性も説きながら、それでも描写してみせたところも素晴らしいと思いました。単純に自己犠牲を美化したいわけではなく、たとえ無惨な立場に置かれようとも、これまで経験してきた数々の人生の中で、善きものと出会えた事によって、己の人生をただ「悲惨」の一言で片付けることなど断じて認めないという、クライデくんの気高さはさすがエーベンホルツくんの兄弟だと感じました。「なにより、あなたに会えた」とクライデくんは苦境に立たされながらも、己の人生の灯火が消える間際、確かに生き別れの兄弟でもあるエーベンホルツくんと再会し、友として過ごした時間、音楽を通して友情を深め合い、絆を深め合った時間すべてを尊いものとして大切にし、最期まで己の自我を明け渡さなかった事が本当に誇り高い…と、今読み返しても改めて強く感じます。並大抵の精神力ではないと感じます。





















