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信長公記読むと、結構「これは天の与えた好機」みたいなこといって無茶する(家臣が多勢に無勢とか制止しても無視して勝っちゃう)パターンがでてくるんですよね。
絶好の機会が来たら「勝てる道筋が見えてしまって」常識的な家臣の見解(天王寺砦とか現代からみても家臣の意見が正論だし、刀根坂のやつも、いやいやまさかと思った重臣のほうが常識的)が目に入らないような人物像(今風にいうとADHD味がある)とも見えます。
長篠の戦いについて結構やばたにえんだなとおもうのは、経緯的に元々勝頼から家康を救出するための出陣だったのだけど、現地に出張ってきてみれば「これ勝頼殲滅できるじゃん」と「根切り」やるぜーとか意気込み始めて、そっから5日で段取り完了させてるんですよ。
細川藤孝宛書状があるから、段取りの異様さがわかるんですが、鉄砲三段打ちだったとか現地でどんな作戦だったかより、そっちがほんとうにやばい。
当時のタイムラインだと
天正3年(1575年)旧暦5月
13日 長篠城救援のため岐阜を出陣
14日 岡崎に到着
15日 藤孝宛書状で武田軍の「根切」を意図
・単に勝つ意気込みを書くときには「根切」は使われない言葉で「殲滅する」に近い
18日 設楽原に布陣(野戦陣地を構築)
20日 藤孝宛書状で「根切目前」と報告
21日 鳶ヶ巣山砦への奇襲と設楽原の決戦、武田軍大敗。藤孝宛書状で予定通りにいった旨の報告
もちろん、それ以前から勝頼との決戦を考えて資材を集めていたのは間違いないだろうけど、仮に15日頃に根切に作戦切り替えたとするなら、合戦まで5日しかない。しかも、書状見ると15日 -> 20日で明らかに「根切」の確信度があがってる。
20日で根切目前とまで言えたのはおそらくは、鳶ヶ巣山砦への奇襲が決定して、武田軍が前方に突撃せざるを得なくなる布陣が完成したことが大きいんだろうけど(長篠の戦いは勝頼に「いかに攻めさせて殲滅するか」が重要だったわけで)、にしても20日当日、勝頼がすっかり信長の術中にはまってるのが悲惨で。
勝頼は家臣宛書状で
「信長・家康は打つ手を失って追い詰められている、と判断している。そして、こちらから攻めかかって両者を討つつもり」と述べてる。
対して同日信長側は藤孝宛に
「いまや(武田軍を)根絶やしにすることは、もう目の前である」と書いてるわけで、完全に心理戦で負けてるんですよね。
あぞ retweeted
積読チャンネルとかでもちょこちょこ出てるしずっと繰り返されてる話題だけど、『面白い本』と『動画にしたり記事にして映える本』は別で、その最たる例が『一次元の挿し木』と思うておりまして
あぞ retweeted
『一○元の挿し木』、ぶっちゃけ面白くないし想定の範囲内をウロウロするだけなうえ文章も全然良くないんですけど、『バズりやすいフック』はあって、それがネタにしやすいから書評系のインフルエンサーがこぞって話題にしたのが売れた理由と割合本気で思っている(言い過ぎだろ!!!)
あぞ retweeted
実はヨーロッパでも、自然災害が宗教による救いの教義に大きなダメージを与えていて……1755年のリスボン地震がそれ。
それ以降、信じる者が救われるという考え方は瓦解して、神は救済のしるべではなく、単なる冷たい宇宙の摂理になった。
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