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flourishにはできないほどの情報量なので、デジタル掲載は断念しました、が、仕方ないので自分でインタラクティブなチャートを作りました。できればPCで見ていただけると、興味深くごらんいただけるかと思います。ryomakom.github.io/gasoline_…
〈彼の文体と文脈は残酷で強かったですが、そのカウンターとして社会側にまだ力が残っていた時代でもあります〉
村上龍をいま読むとキツイなーと感じるのは、私が老いたせいだと昨日は思ったけど、社会の変化もあるのかなぁ。わからん。
村上龍は、男はとにかくハードに働いて価値を創造し続ける奴にならないと「楽しい」人生なんて得られないし、女はデブになって「オバサン」になったらとにかく公害だから“スノッブ”なバーとかレストランが似合う様に自分を鍛え続けないといけない、という基本理念が徹底していて、根底には「1人で生きる」という前提が強烈すぎるぐらいにありましたね。
男がハードに働けないのは依存だし、女がオバサン化するのは依存だし、誰かと共同で生きることが前提の「依存」を強烈に見下していましたね。
1人で生きる者だけが、恋愛をする資格があるし、家庭を持つ資格があるし、チームで仕事をする資格があるし、社会とコミットする資格があると。
その中でよく覚えているのが
・27歳までに道を決めないとキツい
・50歳で「先生」と呼ばれるようになっていないとキツい
・高級フランス料理を1人で食べに行けるようにならないとキツい
・やるべき事を見つけた者は孤独になる
が印象的だったな。
私は全部クリアしたぞw
なぜ27歳までに道を決める必要があるかと言うと、逆算して30歳の時に「その道」で3年の経験がないと年下に教えてもらわなければいけない機会が増えてモチベーション的にも尊厳的にもネガティブだから。
30歳を超えてからまた「新人」で勉強するのはキツいので逃げ出すことにも繋がり、そこからさらに負のスパイラルに飲み込まれる率が上がる、という理由でしたね。
30歳で3年の経験が自分の尊厳を守るのです。
高級フランス料理は、これは男に向けて書いてたと思いますが、コース料理で1人だと料理と料理の間の時間がとにかく暇で、そこで1人で間を持たせられる男にならないと価値なんて作っていけないだろうとw
今だったらスマホを取り出してSNSを見て待つなんてやりそうですが、当然そんなことは論外で、1人でただ料理を待つ姿に違和感がないような“オヤジ”にならないと社会でも大したポジションも評価も得られないだろうと。
実際にやってみると確かに暇なんですが、まあじっと待っていればすぐに料理は運ばれてくるのですが、その“じっと待つ”には色々な自信とか納得がないといけない訳で、やるべき事を見つけた孤独な男でないと待てないんですよね。
若い男性諸君には目標にしてもらうのは面白いと思いますw
とにかく人の内面や社会的価値の「言語化」の“走り”の人でしたが、村上龍のようなビックネームが亡くなって行くのは時代の趨勢であり転換期を現しているのでしょう。
彼の文体と文脈は残酷で強かったですが、そのカウンターとして社会側にまだ力が残っていた時代でもあります。社会側の力とは、人が接続するのにスマホもSNSも無かった物理的な力です。
今はもっと簡単に繋がれてしまうから弱い。
我々はここから先もそんな弱い社会で強く生きていかねばならないのですから、より村上龍的文脈で生きる必要性が増している気もします。
ということで、久々にフランス料理屋に予約でも入れようかな。
ディナー、1名で。
ワインは、オーパス・ワンを。
ご冥福をご祈念申し上げます。
村上龍、ありがとう。
Ryoma Komiyama 小宮山亮磨 retweeted
村上龍は、男はとにかくハードに働いて価値を創造し続ける奴にならないと「楽しい」人生なんて得られないし、女はデブになって「オバサン」になったらとにかく公害だから“スノッブ”なバーとかレストランが似合う様に自分を鍛え続けないといけない、という基本理念が徹底していて、根底には「1人で生きる」という前提が強烈すぎるぐらいにありましたね。
男がハードに働けないのは依存だし、女がオバサン化するのは依存だし、誰かと共同で生きることが前提の「依存」を強烈に見下していましたね。
1人で生きる者だけが、恋愛をする資格があるし、家庭を持つ資格があるし、チームで仕事をする資格があるし、社会とコミットする資格があると。
その中でよく覚えているのが
・27歳までに道を決めないとキツい
・50歳で「先生」と呼ばれるようになっていないとキツい
・高級フランス料理を1人で食べに行けるようにならないとキツい
・やるべき事を見つけた者は孤独になる
が印象的だったな。
私は全部クリアしたぞw
なぜ27歳までに道を決める必要があるかと言うと、逆算して30歳の時に「その道」で3年の経験がないと年下に教えてもらわなければいけない機会が増えてモチベーション的にも尊厳的にもネガティブだから。
30歳を超えてからまた「新人」で勉強するのはキツいので逃げ出すことにも繋がり、そこからさらに負のスパイラルに飲み込まれる率が上がる、という理由でしたね。
30歳で3年の経験が自分の尊厳を守るのです。
高級フランス料理は、これは男に向けて書いてたと思いますが、コース料理で1人だと料理と料理の間の時間がとにかく暇で、そこで1人で間を持たせられる男にならないと価値なんて作っていけないだろうとw
今だったらスマホを取り出してSNSを見て待つなんてやりそうですが、当然そんなことは論外で、1人でただ料理を待つ姿に違和感がないような“オヤジ”にならないと社会でも大したポジションも評価も得られないだろうと。
実際にやってみると確かに暇なんですが、まあじっと待っていればすぐに料理は運ばれてくるのですが、その“じっと待つ”には色々な自信とか納得がないといけない訳で、やるべき事を見つけた孤独な男でないと待てないんですよね。
若い男性諸君には目標にしてもらうのは面白いと思いますw
とにかく人の内面や社会的価値の「言語化」の“走り”の人でしたが、村上龍のようなビックネームが亡くなって行くのは時代の趨勢であり転換期を現しているのでしょう。
彼の文体と文脈は残酷で強かったですが、そのカウンターとして社会側にまだ力が残っていた時代でもあります。社会側の力とは、人が接続するのにスマホもSNSも無かった物理的な力です。
今はもっと簡単に繋がれてしまうから弱い。
我々はここから先もそんな弱い社会で強く生きていかねばならないのですから、より村上龍的文脈で生きる必要性が増している気もします。
ということで、久々にフランス料理屋に予約でも入れようかな。
ディナー、1名で。
ワインは、オーパス・ワンを。
ご冥福をご祈念申し上げます。
村上龍、ありがとう。
村上龍をよく読んでいた大学生のときには、まあなんていうか、今から思えばなんだけど、二十歳前後の男性特有の、全能感がピークだったからこそ、あのノリを楽しめたというのはあるかもなぁ。今だと引いてしまう部分が(悲しいことに)大きそう。
69での読みどころが後書きだというのは私も同意なんだけど、小説の読みどころが後書きだというのもなかなか。
読み手は(私は)彼の理屈っぽいところを楽しんでるってことなのかなぁ。
村上龍の作品の中で一番影響受けたのは『希望の国のエクソダス』だが、一番好きだったのは『69』だった。
あの青春のエネルギーは最高のエンタメなんだけど、何より「あとがき」が素晴らしいんだよな。以下引用
— 69 あとがき —
楽しんで生きないのは罪なことだ。
わたしは、高校時代にわたしを傷つけた教師たちのことを今でも忘れてはいない。
数少ない例外の教師を除いて、彼らは本当に大切なものを奪おうとした。
彼らは人間を家畜に変える仕事を飽きずに続ける「退屈」の象徴だった。
いつの時代にあっても、教師や刑事という権力の手先は手強いものだ。
彼らをただ殴っても結局はこちらが損をすることになる。
唯一の復しゅうの方法は、彼らよりも楽しく生きることだと思う。
楽しく生きるためにはエネルギーがいる。
戦いである。
わたしは今もその戦いを続けている。
退屈な連中に自分の笑い声を聞かせてやるための戦いは死ぬまで終わることがないだろう。
Ryoma Komiyama 小宮山亮磨 retweeted
これ
この文体
とんでもない結論なのに当たり前のように言い切る
具体例を列挙して加速する
最後には普遍的な真理らしきものに着地する
この短さに村上龍の真骨頂が全部詰め込まれてる












